池田町の西側に隣接する野見岳の山頂付近には、どんなに日照りが続いても水が無くならない「武周ヶ池」があって、古来より雨乞いの神事「竜神祭」が行われていたそうです。
いつしかその神事は途絶えてしまったのですが、南越前町の「武周ヶ池保存会」の皆さんが、この神事を復活させ、今年で20回目の開催となりました。
8月22日(日) 快晴
「環境パートナーいけだ」が企画した「竜神祭見学ツアー登山」に参加しました。
池田町魚見集落と南越前町牧谷集落の境にある牧谷峠。
およそ100人が集まり、竜神祭がスタート。
竜神太鼓の大音響があたりに響きます。
山伏のほら貝が登山開始の合図。
池までは片道1.7㎞の軽登山です。ブナ林の中を約1時間かけて登ります。
途中、「冠山」の山頂が見えるポイントもありました。
間もなく池に到着。
連日の猛暑続きだったせいでしょうか。昨年よりも池の水は少なかったようです。
雨乞いの神事開始。般若心経の読経です。
見守る参加者のみなさん。
昼食をとり、休憩・散策の後、下山しました。
最後に、登山口にブナの苗木を植え、
記念撮影をし、本日のツアーは無事終了。
今回のツアーに参加して感じたこと。
一度途絶えたものを復活させること、そして続けていくことは決して楽なことではないと思います。
登山道はしっかりと草刈がされていました。保存会のみなさんの「尽力」があっての祭だと思いました。
神に祈りを捧げることが危機回避の重要な選択肢であった時代に思いを馳せるとともに、この祭りを通して、周辺のみなさんの交流が図られたことが、なんだか素敵なことのように感じた一日でした。
冠山からの帰り道。
道路脇に目をやると、森の中に石垣が見えたので・・・
車を降りて近づいてみると、そこには神社があり、境内には銀杏の大木が立っていました。
ここは人のいなくなったある集落の神社です。
この大銀杏は、推定樹齢が600年、幹周り約5m。高さは40mあるそうです。40mというと、あの「稲荷の大杉」と同じ高さです。
池田町内の銀杏のなかでは最も大きく、現在も多くの実をつけるそうです。
人のいなくなった集落ですが、境内はきれいに掃除されていました。集落内のお墓には花が供えられていました。
昭和30年代後半の案内看板を見ると、その当時15軒ほどが暮らしていたみたいで、昔は神社のとなりに学校もあったそうです。
きっと学校帰りの子どもたちが、この神社の境内で遊んでいたんだろうと思います。
離れていても故郷。節目には足を運ばなければという感覚。懐かしむ・もといた場所に帰りたいという本能なのでしょうか?
そうやって帰ってくる人たちを、きっとこの大銀杏はいつまでも待ってくれているのではないかと思います。
私が知らない池田町はきっとまだたくさんあるような気がした一日でした。









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