収穫の秋
9月15日~18日
池田町のまちづくり、農作業体験希望の女性1名を受け入れました。
池田町のまちづくりの実情、中心人物に話を聞きたい。「こっぽい屋」や「生命に優しい米づくり」の活動内容を学び、101匠の会の活動に参加しているおばちゃんとの作業、住民・役場の人間が一緒に話し合う会議への同席もできることなら同席したい、との希望のもと、池田町の総集編のような受け入れとなりました。
1日目
早朝、鯖江駅から池田町へ送迎、着替えを済ませ、地元農家さんへ!

携帯の画像のため、粗くて見にくいですが、臼すり・精米後のお米を袋詰めして、運んでいます。1袋30キロ!!これを丸一日繰り返します。
合間には、精米できる施設を備えた認定農家である、この農家さんが地域で担う役割、JAに精米に出すこととどこが違うのか。稲刈り後の一番忙しい時期の生活等、話は尽きません。「生命に優しい米づくり」に沿った特別栽培米とは・転作について等、話のスケールは池田町内だけでは留まりません。
作業終了後、魚見地区の現代アート展を見に連れて行ってもらったり、龍双ヶ滝を見に行ったりと、この日は少し雨が降っており、天気に左右された時間も地元の方と過ごすことができました。
この日の夜、農産物の生産受託・販売・市民農園事業・レクリエーション体験農業事業・ファームイン事業を手がける、池田町土合皿尾地区にある「ファームハウスコムニタ」にて、その成り立ちから関わっていらっしゃる方からお話しを聞きました。

そもそものきっかけは、都市と農村の交流を目指した「体験THE百姓」という取り組み。それもまた、地元の若者が自分達の農業離れを食い止めようと有志で集まったものでした。というところから現在に至るまで・・・
内容が濃く、想いも濃い、凄く圧縮された時間が流れたようなそんな感覚がありました。
2日目
谷口地区の農家さんで畑作業のお手伝いをさせてもらいました。
クワで畝を作るところから

種まき・堆肥、液肥まき等午前中は農家さん宅の畑での作業です。
「今からこれ、植えるんじゃ。」

休憩中も明るい!

午後からは別の畑に移り、粟(あわ)の収穫です。

粟は先に実のついている先っぽの方を収穫し、その後茎を刈り取って片付けます。
片付けを終え、さつまいも堀り。

最初は「こんな楽しい仕事ばっかりさせてもらって申し訳ない。」と言ってたのですが・・・たくさんあるとさつまいも堀りはかなりの重労働になることがわかりました。さつまいもは手で掘るのではなく、クワで掘るものです!

畑作業が終わったあと、ちょっとシャイなお父さんに、ワラの編み方を教えてもらいました。
するするできるはずが・・・難しいです。みんなで夢中になりながら編み編み・・・。
夜には池田町秋の一大イベント、エコキャンドルの全体会に参加しました。
当日会場に来られた方がキャンドルに灯を点けてもらえるように、皆で着火棒(池田町では着火バイと訛ります)を作成しました。
3日目
池田町で一番高い山、部子山の頂上へ。部子山で育てた大根の収穫を行いました。役場の職員さん、農林公社のパートの方と4人での作業です。

大根を抜くのは非常に簡単です。が、数が多いとトラックまで運ぶのが大変です。部子山で採れた大根のネーミングのアイデアを出し合ったりしながら作業は進みます。
部子山は観光で来る方も多く、大根畑を見て声をかけてくださいます。

晴れた日の、それも見晴らしのいい場所での畑仕事、標高1500mでの畑仕事は中々できるものではありません。お昼ごはんもすすみます。

収穫をすれば、当然選別作業がセットでついてきます。午後からは大根を洗いながらの選別作業です

作業終了。帰る間際の農林公社の職員さんをつかまえてインタビューさせてもらいました。テーマは「生命に優しい米づくり」とはどういった取り組みなのか。まず、ライスセンターに連れて行ってもらい、JAの方も含め、お話を伺うことができました。

無農薬・減農薬米づくりをまち全体の取り組みとするには、このライスセンターの設備が重要であったこと。具体的にはどういったことなのか

そしてここに来るまでお米がどのように作られているのか、町内の田んぼをまわって丁寧に説明してくださいました。
4日目
池田町の食Uターン事業の一環の生ゴミ回収を体験しました。

池田町には「環境Uフレンズ」というNPOがあって、地元の人達が所属して、交代で生ゴミ回収をしています。今回はまるまる半日の参加ではなく(池田町中を走るこの作業は地元の方々にとっても貴重です)、少しだけ体験という形をとりました。
というのも、この日は池田中学校でエコキャンドル作成の説明・作業のお手伝いをするためです。
エコキャンドルには「グループアート」という、一般団体の参加枠があり、池田中学校も参加申し込みがあったためキャンドルの芯から作り、廃油をカップに入れ、固める作業を皆で行ないました。エコキャンドルで使用する廃油は、先に体験した食Uターン事業で回収されます。

私のように半年近く池田町に居ても、地元の子ども達と会って話をする機会は貴重です。
午前中で作業は終わり、これからは池田町内をまわってインタビューを行ないます。まず、コムニタの生産(農業)部門について。

生産部門のお話しも、さかのぼれば前回と同様、そもそもの成り立ち「体験THE百姓」が起点となっています。同じ筋を追ってお話ししていただいても、そこに加わる一人ひとりの想い、自分がここにいる理由はそれぞれです。ただの情報ではない、ここに暮らす想い、農業・池田町に対する想いをお話しいただけました。大収穫です。
次に、農林公社の園芸担当の方にインタビューです。「ゆうき・げんき・正直農業」について。

インタビューには見えませんが、インタビュー中です。
池田町が取り組んでいる「ゆうき・げんき・正直農業」によってこっぽい屋に出荷されるほぼ全ての野菜は、地元の60歳以上のおばちゃんたちによってつくられています。こっぽい屋を起点に、ゆうき・げんきが始まり、101匠の会が結成され、「野菜を売る」という習慣の薄かった池田町での「池田町ブランド」ともいえる野菜づくりが始まりました。そこには多くの苦労があり、現在でも課題は少なくありません。いいものを作っても、その良さをプレゼンできる人間がいなければ売れない、等々。
最後に、エコキャンドル実行委員長にインタビューです。

実行委員長はご多忙でした。午前の私たちと同様、他のグループアート参加団体と一緒にエコキャンドルの作成作業を控え、限られた時間でのインタビューです。
本当に時間が短かったため、おしゃべり程度になってしまいました。レールのない機関車のような実行委員長の雰囲気は伝わったと思います。
帰る前に、農家さんにお礼を言いがてら、部子山で採れた大根をおすそわけに行きました。

収穫した里芋を洗っているところにお邪魔しました。エコキャンドル実行委員長曰く、「出会いは宝」。
ワークステイに参加される方にとっても、迎える私たちにとっても、一人ひとりとの出会いは宝ものです。今回の全日程終了です、おつかれさまでした。





