農業と自給自足
9月28日~10月2日
自給自足の生活を目指す女性を受け入れました。
今回の方は都会から池田町のお隣である旧美山町に移住し、就農して自給自足の生活をすることが目標のようです。そこで、「地域資源連結循環型農村」を目指す池田町に興味を持たれたようでした。また、自給自足のために鶏とヤギを飼うという野望もあるとのことです。
1日目
池田町の大きな取り組みの一つに「食Uターン事業」があります。町内の生ゴミを集め、牛フンとあわせて堆肥を作っています。
およそ120人の環境Uフレンズのメンバーが2人組みで回収して回るのですが、普段会わない地域の方同士が半日間一緒に作業することで交流も生まれ、普段足を運ばない地域の様子も見られるのがこの生ゴミ回収の醍醐味です。
ということで午前中は生ゴミ回収作業です。
今回同乗者が役場の農林関係の方ということもあり、内容の濃い生ゴミ回収になりました。
午後からは畑作業です。
今回お世話になるのは、今年の4月から東京から池田町に移り住まれた、いわゆるIターンの方。といっても、何年も前から池田町には度々足を運んでおり、現在はご自身の生活を少しずつ池田町へシフトさせているところです。畑も家庭菜園、自分が食べる分だけ、といったご様子です。
今回は家の敷地内の畑ではなく、コムニタの貸し農園での作業となりました。
こちらはだいぶほったらかしにされていた様子、草とりから始め、クワで耕し、種を植え、上から虫避けを被せました。これだけでも時間がかかります。
作業中に通り雨にあい、倉庫で雨宿りです。
焦っても急いでもどうにもならない、そんなときは雨宿りです。
作業終了後、畑に残っていた収穫物で晩御飯にご招待いただきましたが、参加者の方は現在、新しい家を探すまでの間間借りという形で、地元の方と同居させていただいてるらしく、この日は残念ながらお断りさせていただきました。しかし、お招きは後日日を改めて、ということになりました。
2日目
農林公社にてキュウリの芽かき、収穫作業を行ないました。
きゅりは大きな葉の影に隠れて、収穫時に見落としが多くなりがちです。見落としてしまうと育ちすぎ、いわゆるオバケきゅうりになってしまいます。もちろん売り物にはなりません。
きゅうりを収穫しながら汚い葉をチギります。不必要な場所に栄養が行かないよう、一つひとつ調整していくのです。
ハウス4つ分のきゅうりを収穫し、大きさごとに選別・グラム分け・袋つめを行ないました。これらは農業をする上で欠かすことのできない作業です。
3日目
農林公社にて「目揃え会」に同席させてもらいました。
池田町では、今年の6月から「おこもじ屋」という漬物加工部門へも野菜が出荷できるようになりました。漬物を作るにあたって、ある程度の大きさに切ってもらっておくなど、今まで「こっぽい屋」に出荷するようなやり方とは違った部分が出てきます。そのため、農林公社が、やあ際をつくる「101匠の会」のおばちゃんたちを対象に、営農指導を兼ねた説明会を開きました。それが今回の「目揃え会」です。
出荷にあたっての注意事項など・・・
そして野菜の育て方講座
お話しには凄く熱が入っていました。自分たちが作っている野菜のことをもっともっと知ってほしい。農薬、化学肥料とは何なのか、野菜に虫がついたりつかなかったりすること一つにも、たくさんの原因と思われることがあるということ。
今回の「目揃え会」では、貪欲に野菜について勉強するおばちゃんたちの姿も印象的でした。無農薬・無化学肥料での農業を念頭に置いている今回の参加者は何を感じたでしょう・・・
午後からはトマトの片付け作業です。季節の終わったものは綺麗にかたづけ、次の準備に移ります。
まずはトマトを繋いでいるヒモを取り外します。

そして根っこから抜いてしまいます。
ご覧の通りの力作業です。トマトをされている地元のおばちゃんは、この作業を時間をかけて1人で行います。
引き抜いたトマトは持てる分だけ引きずって外へ出します。かなりの力仕事です。これを何度も繰り返し、綺麗になると、シート・ビニールをきれいに(ビニールは破れないように剥がします)剥がします。
剥がしたものはコンパクトにまとめて片付けます。その結果
こうなります。そしてトラクターで全体を何遍も耕し、耕しながら大きな石を除け、畑の下地が完成します。
この日はこれで終了です。
4日目
上荒谷地区の農家さんのお手伝いですが、この日は一味違います。農家さんの所有する山の整備、下草刈りを行ないました。残念ながらこの日は私が別行動のため写真がありません。
この作業は基本的に1人1人が離れた場所にいます。そのため話ができる機会は休憩中のみ。ですがそこにはお互い通じ合う疲労感と充実感。自分よりよく動く、一回りも二回りも年上の方々。何を掴むかは人それぞれですが、この経験は貴重だと、私個人的に思います。
5日目
ヤギを飼う、という野望のため、最終日はヤギ農家さんのお手伝いをさせてもらいました。
時期的に稲刈りも済んでいたため、朝9時からの搾乳になりました。(普段は6時開始です)

農家さんが搾るのを見ると簡単そうに見えますが、初めてでは乳は全く出ません。ちょろちょろと出る程度を何度も何度も繰り返します。
ヤギもじっとしているわけではありません、足を動かして搾った乳が汚れると、その乳はもう捨てるしかありません。簡単そうに見えて難しいのは、搾るだけではないからということもあるのです。
搾乳後、放牧に出し、昼食を皆で食べ、午後からの作業はヤギの回収のみ。
回収は夕方になるので、それまでの間は農家さんとじっくりお話することができました。この日お世話になった農家さんは池田町の「ふるさと十字軍」というIターン者を募る制度を利用して池田町に来られ、最初は米農家をしながら、ヤギも飼い始めた方です。
心得を学ぶ、というような雰囲気ではなく、自分達の今までのこと、そして私たちのことをお喋りしながら時間が過ぎていきました。
これで全日程が終了です。池田町とはお隣同士、これからもよろしくお願いします!畑は開墾から行なうとのこと、私も応援に行ければと思いつつ・・・お互い頑張りましょう!





