雪の降る町
12月21~24日
兵庫県からの女性1名を受け入れました。池田町をフィールドに、若い世代での勉強会兼体験プログラムと呼べる「いなかもん学校」に参加し、手刈りでの稲刈り経験もある参加者は、池田町は今回で2度目の訪問となります。
内容としては、循環型農村としての取り組み・こっぽい屋を通して見た池田町の農業について・冬の池田町の様子を存分に体感できるプログラムになりました。
1日目
お昼に池田町に到着した参加者と共に、農林公社へ。前日まで一気に雪が降り積もったことで農家の方々が野菜を出荷できず、こっぽい屋に商品が無いという状況の中、ほうれん草とカンタケの出荷調整作業を行ないました。
どちらもデリケートな作物であるため、傷をつけないように作業を行なう参加者。冬になると池田町がどういう状況になるのか、少しずつ感じ始めていると思います。
2日目
農協の加工所にて、地元のおばちゃん達とお餅作りです。
※本人の希望により、画像は遠目から撮影しています
もち米にお豆や塩を混ぜ、お餅にします。
餅つき機を使用すると聞いていたのですが、手作業の工程のほうが多く、息つく間もなくお餅はどんどん炊き上がり、冷える前に形にしなければなりません。
話ながらわいわいと行なうこの作業は冬の風物詩といえるでしょう。
ばんこ餅と呼ばれる、ヨモギの平たいお餅も作ります。金沢等でも作られているようで、冬の保存食です。水で戻したり焼いたりしながら少しずつ、少しずつ食べていくそうです。こっぽい屋やゆいマートで並ぶことになるこのばんこ餅、おばちゃん達はその形からか、なべしきと呼んでいました。
完成はこのような形に。このまま数日間置いておくそうです。ここまでで作業は終了。お昼を皆さんと一緒にいただきました。
池田町の、というよりは福井の方々は大阪に行くことも多いということをよく耳にします。話題は関西のことから、やはり将来どうすんの?結婚すんの?嫁に来んか?という話題になりました。
冗談と本気が入り混じる談笑の中、参加者も素直にご自身のこと、これからのことをお話されていたようです。関西とはまた一味違うおばちゃんパワーはいかがだったでしょうか?
午後からは町内の新保スキー場で除雪作業です。
ご覧のとおりたっぷりと積もった雪で、リフトの降り口が塞がってしまった状態でした。役場と、地元の方々と共に、せっせと除雪作業に励みます
見た目以上にハードな除雪作業ですが、道行く先々でご年配の方々も屋根に登って作業をしている姿を目にします。まだまだ序の口とのことですが、参加者や私にとっては全くの未知の世界です。
1人増えるだけで効率がグンと上がる除雪作業、雪国ならではの作業でした。
3日目
朝7時に出発。この日はこっぽい屋のトラックに乗り込み、町内を回って商品を集配、こっぽい屋で一日働いていただきました。
この時期、出荷される商品の量が少なくなっていることを実感するとともに、こっぽい屋の盛況ぶりを見ていただきました。特に天皇誕生日という祝日・年末ということも重なり、かなり忙しかったようです。
4日目
この日は食Uターンの一環である廃油回収作業を地元の方と一緒に行なっていただきました。
廃油は各地区の商店やガソリンスタンド等に各家庭のものも集められます。各地区のゴミステーションを回る生ゴミ回収よりは短い時間で終わりますが、その分時間に追われることなく回収作業が出来、普段なら通らないコースも通りながら地元の方とお話をすることが出来ました。
石鹸やバイオディーゼル・エコキャンドルになる廃油回収作業は池田町のまちづくりの要でもあること、普段顔を合わせないメンバーが池田町を回りながら交流することの醍醐味を味わっていただけたら、と思います。
これで全日程が終了です。今回は論文作成や調査といった目的ではない分、余裕を持ったプログラムになったように思います。
目的を持って来れば、池田町での時間が有意義になることは事実ですが、目的を探しに、農村体験という、まずは動いてみよう、飛び込んでみよう!ということも同じくらい大事だと思います。そんな方々を受け入れる懐の深さが、池田町には確かにあります。
気軽に農村体験、という基本に立ち返ったような気がした3泊4日でした。





