就農・定住者の受け入れにむけて
2月1~4日
現在、日本農業実践学園(農業の専門学校です)に通い、将来のパートナーとともに定住先を捜し求める女性1名を受け入れました。
学校では「有機栽培部」に所属しており、講義や書籍で池田町を目にとめ、参加を決めたそうです。
何度か知り合いを通じて遊びに来ていたこともあり、池田町で就農または兼業で生きていくための具体的なイメージを持つことが今回の参加者の目的です。
1日目
今回、私が付いて回ってアテンドすることが出来なかったため、写真が少なめとなっております。
残念ですがご了承下さい。
さて、1日目は交通の便が悪いこともあり、お昼からの作業開始となりました。受け入れていただいたのは農林公社です。
正直なところ、この時期に農作業らしい農作業は池田町では殆どありません。
しかし、今回の目的は池田町を肌で感じること。現場の方からお話を聞き、自分の目で、耳で判断できるようになることです。言い訳のようですが、今回のように、作業よりコミュニケーションの比重を大きく持たせる必要がある場合も、参加者によっては確かにあるのです。
作業はカンタケの収穫と、出荷調整作業。局長から「こっぽい屋」や池田町の有機への取り組みについてのガイダンス、休憩時間に現場のお話を聞く、というようになったようです。
2日目・3日目
両日とも私、池田町に不在のため画像がありません。水海地区・谷口地区のお宅にお邪魔し、「かき餅」などの加工食品のお手伝いをさせていただきました。
おそらく、今回の参加者は「こんなふうに暮らしたい!」というイメージはそれほど具体的には固まってはいないようでした。なっぜなら、それを決めるための材料・情報が手元に無さ過ぎるためです。
そのため、今回は実際に「こっぽい屋」に野菜等を出荷している方々の中に飛び込み、その暮らしを肌で感ていただけるプログラム作りを心がけました。
2日目の夜には、ファームハウスコムニタの農業担当の方、池田町にIターンで来られて○十年の方々との交流会を行いました。
そして、3日目の夜。
私も合流し、水海地区の鵜甘神社で行なわれる「田楽能舞」の事始である、「役割り」の見学をさせていただきました。
狙いは2つ
①池田町の伝統文化・それを受け継ぐ方達と触れ合い、池田町の好感度アップ!
②「田楽能舞」を行なう方々の中には農家や、農協・役場の元職員さんもいらっしゃり、違った形でのお話しが聞けるだろう!
という狙いのもと・・・
「役割り」終了後の、ごくごく軽い飲み会では、多くの方々からお話しを伺うことができました。情報収集は酒場で!飲める飲めないは関係なく、これはやはり鉄則のようです。
しかし、人からお話を伺う前に自分のことを聞かれるままに話し、丸裸になる心構えで挑まなければならないことも(言いすぎかもしれませんが、曖昧な受け答え・ごまかしは受け入れていただくには障害になることが多いようです)また事実です。
しかし、農村に憧れを持つ者とそこで暮らす人、通じ合わないはずもなく、次第にこのような雰囲気に。
・池田町は畑作よりも稲作(土地が湿地帯ということが大きく影響するようです。適地適作は重要とのこと)
・夫婦で暮らすなら、どちらかは働きに出て、農業以外の収入えお確保しなくては。(全員がそうだ・そうしなければいけないというわけではもちろんありません。「こうしたほうがいいのでは」という意見は皆さん惜しみなく披露してくださいます)
・「農業」にこだわず、「農」に関わる仕事がしたいなら、その形はたくさんある。(農協や役場、そのほかにも可能性は自分次第で広がるとのこと)
等々、池田町で暮らしていれば必ずぶち当たる壁について、それぞれの想いを語っていただきました。
4日目
田舎で暮らす心構え等々も含め、最後にお伺いしたのは役場の方です。田舎に飛び込む!といってもその方法は多種多様、そのため就農・住宅についての補助や、Iターン・Uターン者向けの住宅について等、行政的な部分をお話していただきました。
諸事情によりスキー場でお話しを伺うことになりましたが、今回はそれがプラスに働きました。
農閑期の現在、スキー場の索道で働いているIターンの方からお話しを伺うことができました。この方は原木ではなく、菌床で椎茸の栽培・販売をされています。もちろん夏場は田んぼもされています。
農業の将来・日本の食糧自給率からグローバルなお話し、一番気になる、ご本人の生活・仕事など、内容は多岐にわたり、貴重なお話が聞けたようです。
もう1人、池田町で畜産をされている方もいらっしゃったのですが、残念ながらここで時間切れとなりました。
参加者ご本人のイメージと実際の池田町とのギャップはどうだったでしょう?
今回はあくまでプラス・マイナスに関わらず多くの情報を持ち帰っていただき、パートナーとご相談の際の素材にしていただくべく、プログラムを設定しました。
ご本人もおっしゃっていたことですが、定住地を探すためには「どうしてもそこ住みたい理由」がなければいけません。
「農業」は、「適地適作」という言い方を変えれば「どこでも出来る」とも受け取れる言葉があります。この作物を作って生きたいからここでなければならない、ということはあっても、「農業」がしたいからここい住みたい、ということでは定住先を決める決定的な理由にはならないのです。
ならば、今そこに住む人達の、そこで暮らす理由とはなんでしょう?自分自身の理由はなんだろう?
定住希望者はどちらにしろ「流されて」は来られません。自分自身の答えに思いを巡らせるきっかけにもなった今回の受け入れですが、いつか参加者ご本人の答えも聞ける日も、心からお待ちしております。





