和歌山から来た清水龍司さんと貴子さんのご夫妻。雪の日に池田へ遊びに来て気に入られたようです。池田では、「好きな場所」で「好きな人」と「好きなこと」ができる暮らしがあると感じていらっしゃいます。
好きな場所で…
雪景色の中にある家のたたずまいに「ここだ!」と直観で思いました。山や畑が近くにあり、山水も使える。自然が豊かで家も広い!雪のある生活を避ける人もいますが、私たちは雪に覆われた池田の景色が大好きです。
好きな人と…
池田で出会った人たちの人柄に惹かれています。生きる力が強くてハイスペックな凄い人だらけ。野草や畑のことなどいろいろ教えてもらっています。おすそわけもよく頂き、貰ってばかりで申し訳なくなるぐらい。
また、ここは集落の寄合や一斉草刈り、お祭りなど行事が多くあります。自分たちは池田に来てすぐに集落のお祭りがあり、お神輿と一緒に集落の家々をまわりました。その時に自己紹介も同時にして、ご挨拶をしました。集落のみなさんも快く歓迎してくれ、畑をしたり散歩をしたりしていると声をかけられるようになりました。集落の一員としてあたたかく迎え入れてくださったことが嬉しかったですね。
たくさんの良い人に囲まれて、「みんなに生かされている」と感じることが多々あります。ほんとうに感謝の毎日です。
貴子さんは図書館で働いており、休日は畑を耕したりいけだマルシェに出店したりしています。出店しているマルシェ「cafe Baum」ではガパオライス、スコーンなどを販売しており好評です。また、一時期はツリーピクニックアドベンチャーいけだやおもちゃハウスの仕事もお手伝いしていました。
龍司さんはWebサイト制作やグラフィックデザイン、パソコンの修理・メンテナンスが主な仕事ですが、それ以外でも多岐に渡り活躍されています。パソコン・周辺機器の購入アドバイスや経営戦略コンサルタント、商工会の専門相談員、肉体労働やプールの監視員までされています。仕事柄、家にいることが多いので、転入したての頃は仕事がないと思われてることが多く、バイトの話がよく舞い込んできました。今でも色々な仕事を次から次へと頼まれますが、ご縁ですので引き受けているそうです。
仕事以外では、畑を拡げてもっといろいろ野菜を作りたい。薪ストーブ設置や家の改装もしたいです。チェーンソーアートでトリケラトプスなんかも作りたいですね(笑)。と語ってくれました。
池田町への思い
池田の人が好きです。環境が好きです。暮らす空間が好きです。そして、山や畑が好きです。池田は食べられる野草山菜が多いので、ここで生活していれば死ぬことはないと思ってます(笑)。池田には自然を大切にするまちになって欲しいです。開発が進んだどこにでもある普通の町にはなって欲しくないと思ってますね。
人口減の中で、施設の建設などのハード面にお金を掛ける、今の財政状況が心配です。だから、議会の傍聴も行ってます。これからは未来を見据えた教育と環境への投資が大切だと考えています。池田を楽しみ心地よい環境を充実させようという思いが残れば、将来子どもたちが未来を繋いでくれると考えています。そして、活性化とまでならなくても人と自然を大切にできる町になればと思っています。
これから移住を考えている人へのメッセージ!
池田では周りのたくさんの方々に支えられて生かされていると感じます。気負わなくても大丈夫。ここでどんな生活をしたいかイメージして何度か訪れてみることをおすすめします。ほんとは数ヶ月移住体験できる場所が作れたらベストなんだけど、今はないので、うちに是非遊びにきてください!
インタビュー後記
取材の際に畑で作られているお豆のおすそ分けをいただきました。
すごくおいしい!